今日から『古きをたずねて新しきを知る』温故知新シリーズが始まります。
第一回目の本日は、Windows 登場以前にパソコン界で最も広く使われていた
基本ソフトウェア(OS)、「MS-DOS(エムエス-ドス)」についてご紹介します。
「MS-DOS」とは「Microsoft Disk Operationg System」の略です。
まずはDOSの画面を見てみましょう。
昔はパソコンを起動すると、こんな感じの画面が起動していました。
そして「コマンド」と呼ばれる「パソコンに対する命令」を、
キーボードから1文字ずつ入力して、[Enter]を押して実行していました。
例:上図では「ファイル一覧を表示させる"DIR"というコマンド」を実行しています。
具体的には、[D][I][R][Enter] とキーボードを4回叩いていた訳です。
現在のパソコンでおなじみの「マウス」は使いませんでした。
この基本ソフトウェア(OS)は、IBMが初めて一般消費者向けにパソコンを
販売するときに採用したため、IBMパソコンの大ヒットと同時に、
MS-DOSも大ヒットすることになりました。1980年代のお話しです。
その後、1995年に「Windows95」が発売されるまで、現役で利用されて
きましたが、「Windows95」の爆発的な大ヒットにより、一般消費者向けの
基本ソフト(OS)として、トップの座を譲ることになりました。
また来週、お楽しみに。
追記:
以下のトピックもネタとして考えていたのですが、読みやすく、分かりやすい、が
本ブログの基本方針なので、省略することにしました。
・私を含めた古くからのパソコン利用者は、今でも必要に応じてDOS窓を使う
・昔のパソコンにはハードディスク(HDD)はおろかフロッピーディスク(FDD)さえなかった
・ドクター中松氏が発明したとされているフロッピーディスクの登場で、(当時の)新時代に突入
・MS-DOSとPC-DOS
・640KBのメモリの壁
・派生のDOS・・・MSX-DOS他