「狭い意味でのLinux」と「広い意味でのLinux」

kick

2008年06月19日 08:29

Linux(リナックス)の2回目です。

先週の予告通り、「狭い意味でのLinux」と「広い意味でのLinux」について

簡単に説明してみたいと思います。



「狭い意味でのLinux」とは、基本ソフトウェア(OS)の「心臓部」に相当する

「カーネル」という部分だけを指す言葉です。



一方「広い意味でのLinux」とは、「カーネル」にいろいろなコマンド(命令)

を追加して、一般利用者(ユーザ)が使える所まで「肉付け」された環境のこと

を指す言葉です。



人間に例えるなら、

・「狭い意味でのLinux」は、心臓 や 脳に相当する部分

 →心臓や脳だけがあっても人間として生きていけませんが、

  絶対必要不可欠な部分です。

・「広い意味でのLinux」は、心臓/脳に 手、足、胴体、首、内臓、他の全てを

  追加して、人間としての姿をしたもの

というイメージで捉えたらOKだと思います。(あくまでざっくりですが)




ここまでOKになりましたら、話を進めていきます。

人間といっても、背の高い人、筋肉質の人、・・・その他いろいろな人間が

いるのと同様に「広い意味でのLinux」には、いろいろな「製品」があります。

少し専門用語を使うなら、サーバ向け、クライアント向け、組み込み向け、

といった具合です。



それらの「製品」は「Linuxディストリビューション(直訳:配布パッケージ)」

と呼ばれます。様々な会社や個人がそれぞれ独自色のあるものを目指して、

有償または無償で出荷しています。



来週は、具体的な Linuxディストリビューションについて説明していきます。

お楽しみに。




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