土曜日『古きをたずねて新しきを知る』温故知新シリーズ6回目です。
前回 は「仮想マシン(VM)」についてお話ししました。
今日は、動画の形式の始まりとも言える「MPEG-1」をご紹介します。
(百科事典的な説明は
WikiPedia - MPEG-1 へどうぞ)
1.MPEG-1とは
MPEG-1の説明の前に、動画ファイルについてひと言ご説明が必要ですね。
1つだけ申し上げると
「動画ファイルというのは、本来ものすごくファイルサイズが大きい」
ことを押さえておきたいと思います。
分かりやすく言うと
「1秒間に30コマとか60コマのパラパラマンガ+音声」
が詰め込まれているというイメージですからね。
デカいです。
なので、そのままだとファイルサイズが大きいので、それを圧縮して
小さいファイルサイズにする技術が必要になりました。
その1つが今回ご紹介する「MPEG-1」です。
2.MPEG-1が目指したもの
WikiPediaによると、CD1枚(650~700MB)に1時間程度の
動画を記録することを目標に作られたそうです。
まだDVDがなかった頃のお話しです。
3.MPEG-1が使われたのは
今は見なくなりましたが 昔は ビデオCD(VCD)というのがあり、
それがこの「MPEG-1」形式で記録されていました。
正確な年数は覚えていませんが、1995年頃のパソコン雑誌の
付録CD-ROMに入っていた動画は、MPEG-1形式が主流でした。
4.その後
しかし画質がそれほど良い訳ではなかったので、その後DVDの登場で
このMPEG-1を改良したMPEG-2というのが使われるようになりました。
レンタルDVD(次世代DVDではない従来のDVD)は「MPEG-2」形式です。
温故知新シリーズ4回目の「CD-R」でも簡単に触れましたが、
時代の流れとともに「MPEG-2」でも不十分な状況になってきて
その後「MPEG-4」というのが出てきています。
(MPEG-4は複雑なので今回は省略させて頂きますね)
毎週土曜日の記事を書くたびに思うのですが、時代の流れを感じますね~。
それではまた来週をお楽しみに。
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