木曜日「Linux(リナックス)」シリーズの15回目です。
前回 は、Debian GNU/Linux で GeForce8サポートのニュースをご紹介しました。
今日は、Linux上で動作するWindows
エミュレータ実行環境 Wine をご紹介します。
※木曜日は、Linux初心者の方向けの記事となります。
Wikipediaによる解説ページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wine
Wine 公式ホームページ
http://winehq.org/
Wineとは?
一言でいうと、Linux上でWindowsのソフトを動かすためのプログラムです。
(お約束ですが、ぶどう酒のワインではありません)
同類のものに
VMware や
Xen がありますが、それらは仮想マシン(VM)と
呼ばれます。一方 Wine は仮想マシンではなく、互換レイヤーとして動作
します。専門用語はさておき、ソフト毎に仕組みが違うということです。
Wine の開発は 1995年前から行われていたようですが、今年(2008年6月)
になってようやく ver.1.0 がリリースされました。(祝&感謝)
kick も以前に何度もトライしたのですが、思うように動いてくれなくて
活用したいと思いつつも、正式版がリリースされるまで待っていました。
現在では VMware のような完成度の高い仮想マシン環境があるので
Wine にこだわる必要はなくなった感じもしていますが、仮想マシンでなく
互換レイヤーで動作させたい時は、Wine に再度トライしたいと思います。
注1:互換レイヤーとして動作させるというのは、コマンドラインから
> wine notepad.exe
という感じで動かすと思って頂ければOKです。
注2:仮想マシンとして動作させる時は、OSの中で別のOSを起動する
ことになりますので、コマンド1つを動かしただけの時は、
ちょっと大げさな感じになりますね。
注3:
一太郎 for Linux は Wine を使って実装しているそうです。
昔に比べて完成度が上がっていることが伺えますね。
それではまた来週をお楽しみに
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