Windows 10 入門編 (4) 「Microsoftアカウント」と「ローカルアカウント」

kick

2016年07月07日 14:23



こんにちは、パソコン&コンピュータのきくちはじめ工房です。


昨日、半年ぶりに再開した「Windows 10 設定編」の続きをお届けします。

少し前置きです。

本シリーズ名を次のように変更しました。

「Windows 10 設定編」 → 「Windows 10 入門編」


前回までの目次です。


2016/01/17 Windows 10 入門編 (1)システムフォントの変更方法

2016/01/20 Windows 10 入門編 (2)Google日本語入力を固定する方法

2016/07/06 Windows 10 入門編 (3)「設定」と「コントロールパネル」



では今日の本題です。今日は

「Microsoftアカウント」と「ローカルアカウント」

について簡単にご紹介します。


※詳しい方が見ると、ツッコミ所満載だと思いますが、スルーしてください


■現在どちらになっているかを確認するには?

「スタート」 ⇒ 「設定」 ⇒ 「アカウント」 と進むと



または



といった表示が見つかるはずです。

(Microsoftアカウントに登録した名前を勝手に表示しているとも言う…)


■解説

(1)そもそもアカウントとは?

IT用語としての「アカウント」とは

PC(コンピュータ)を利用するための

「ユーザー名&パスワード」を1セットにしたもの

という理解でOKです。

(要するに「利用者情報」または「本人確認情報」です)


(2)ローカルアカウントとは?

Windows 7 以前の「従来型」のアカウントで

利用者情報を「そのパソコン」に登録するものを言います。


(3)Microsoftアカウントとは?

Windows 8 以降にMicrosoft社が推奨しているアカウントの仕組みで

インターネット上(Microsoftのサーバー内)に

アカウントを登録するものを言います。

Microsoftアカウントのユーザー名は、Eメールアドレスと決まっているため

既にお持ちの有効なEメールアドレスを入力するか、

Microsoftの無料メールを新規作成することになります。


(4)Microsoftアカウントとローカルアカウントの違いは?

詳しく解説していると、1時間以上のパソコン教室になってしまいますので

この記事では簡単に(1行に)まとめさせて頂くと

利用者情報をMicrosoftに管理させるか? 自分のPCに管理させるか?

というのが最大の違いです。

それぞれメリットとデメリットの両方があります。

Windows 10 の全機能を活かすためには

Microsoftアカウントを使う必要があるとされています。

一方で、Microsoftアカウントを使うということは

ログイン情報(ユーザー名とパスワード)をMicrosoft社に

預けることになるため、情報流出が起こった時の

セキュリティ・リスクも考慮しておきたい所です。


さて、ここまでお読み頂くと、既にご存知の方には

「いわゆる 一般的な解説 が出てきていない」

と思われたかもしれません。


検索キーワードに工夫を凝らさなくても一発で出てくる記事と

同じ内容を改めて書くのは、時間と労力の無駄遣いだと思うので 

公式ヘルプに近いような解説については、外部記事にお任せします。 

Google検索(例) 「Microsoftアカウント」と「ローカルアカウント」の違い

→ Outlook.com や OneDrive や Windowsストア や
  設定の同期 などについては、この記事では省略しています


よくある質問に

「Microsoftアカウントとローカルアカウントはどっちがいいの?」 

という質問があるのですが、これは見かけより深い質問なのですね。

Microsoft社は当然、Microsoftアカウントの利用を推奨していますが

当社としては、不特定多数の方向けに発信できる「たった1つの答え」はありません。

(注)ネット上には「こっちがいい」と断定している記事もあるようです。

どの記事を信用するかはあなたのご判断にお任せします。


いろいろご自分でも調べてみてくださいね。

その上で、当社のアドバイスをご希望の場合は、

きくちはじめ工房ホームページ > パソコンQ&Aサービス



きくちはじめ工房ホームページ > Windows 10 のサポートサービス

などもご検討ください。


以上、今日は「Microsoftアカウント」と「ローカルアカウント」についてお届けしました。


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