ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!

カテゴリー │パソコン自作


日曜日「パソコン自作」シリーズ19回目です。

先週は番外編として、以下の4回をお届けしました。

【番外編】 第1回 AntecのPCケースを2個も買ってきました(笑)

【番外編】 第2回 新PCパーツ一式を買ってきました!

【番外編】 第3回 新PCパーツ一式の組み立て!

【番外編】 第4回 新PCのベンチマーク!


今日はその続きで、ICH10R(マザーボード上のチップセットのサウスブリッジ)で
RAID1(ミラーリング)を構築する手順を特別に丸ごとお届けします♪赤

※RAIDの基礎知識については、解説したページがたくさんありますので、
 そちらをご覧下さい。参考までに @ITの記事 にリンクを張っておきますね。

★利用したマザーボード:GIGABYTE「GA-EP45-DS5」(P45+ICH10R)
 ⇒ICH10RでなくてもICH*Rであれば基本的に同じです。



1.どうしてRAID1(ミラーリング)?

 最近はHDDがものすごく安くなって、1TB(テラバイト)が安い物だと
 
 約9000円で買えるようになって「最高GOOD!!」という感じなのですが、
 
 大容量な分だけ「万一故障した時の影響も大容量!うわーん」という状況です。
 
 なので特に「消えたら困る!がーん」というデータについては
 
 障害に備えることが極めて重要です。注意
 
 そのための方法の1つが「HDDの2重化」で、
 
 それを実現する技術的な手段として「RAID1」が有名です。電球
 
 ちなみにミドルクラス以上のマザーボードだと標準でRAID機能を
 
 持った製品が多いので、それを利用すると手軽です。
 
 (IntelチップセットならICH9RとかICH10RのようにICH*RだとOK)
 
 具体的な商品例 ⇒ 【ドスパラ】RAIDが使えるLGA775マザーボード

 
 
 もしマザーボードがRAID機能に対応していない場合は
 
 別売りの拡張カードを刺せばOKなので、大丈夫です。
 
 具体的な商品例 ⇒ 【Amazon】RAIDカード



2.OS(Windows)のインストール前に!(重要)

 BIOSメニューに入ってSATAのHDDをRAIDモードにしておきます。
 
 SATAをネイティブモードで使っている人なら
 
 「AHCI」にはしているかもしれませんが
 
 ICH10RのRAID機能を使うには、その箇所で
 
 「RAID」にしておく必要があります。
 
 これを忘れてしまうと、OSを再インストールせざるを得ないようなので
 
 気をつけて必ず事前に行っておきましょう。
 
 参考:GIGABYTEのGA-EP45-DS5だと、BIOSメニューの
 
 Integrated Peripherals ⇒ SATA RAID/AHCI Mode
 
 の項目になります。



3.RAID BIOSで行うか?Windows上で行うか?

 参考までに今回は両方で作業してみたのですが、
 
 「どちらで行っても同じ設定になる」
 (当たり前のことでも、きちんと確認することが大切ですからね)
 
 ことを確認しましたので、どちらで行っても良いと思います。
 
 但し、Windows上で行う方が操作性が良かったので、
 
 今回は Windows上での作業をオススメしたいと思います。



4.実際の設定作業(Windows上での作業)
 
 
 まず最初に、RAID構築前のHDD構成を確認しておきます。
 
 ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!
 ⇒上図の「ディスク1」と「ディスク2」の2台でRAID1を組みます。
 


 では早速始めましょう~。
 (事前に、マザボのドライバCD-ROMから
  Intel Matrix Storage Manager をインストールしておいて下さい)
 
 
 
 スタートメニュー
  ⇒ Intel Matrix Storage Manager
  ⇒ Intel Matrix Storage Console
  と進みます。
 
 
 
 起動するとこんな画面が開きますので、RAIDにしたいデバイスを確認します。

 ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!
 
 
 
 メニューの「アクション ⇒ RAIDボリュームの作成」へと進みます。
 
 ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!
 


 ここは書いてあることを読んで [次へ] をクリックするだけです。

ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!



 ボリューム名を任意に付けます。
 RAIDレベルを選択します。(今回は ミラーリング なので1です)

ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!



 どの物理デバイスをRAIDボリュームにするかを選択します。

ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!



 今回は WD10EADS×1台+WD10EACS×2台 という構成で、
 後半2台でRAID1を組むため分かりやすかったのですが、
 間違えて意図しないHDDを選ばないように慎重に選択します。

ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!



 RAIDボリュームに追加したHDDの何%を利用するか選択します。
 特別な理由がない限り、100% にしておけば良いでしょう。

ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!



 最後の確認画面です。ここで [完了]ボタン を押すと
 警告メッセージに書いてあるように既存のデータが
 全て消えるので、よく確認してから [完了] を押します。

ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!



 作業後はこんな構成です。

 ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!

 
 
 ちなみにディスクの管理だとこう見えます。
 
 ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!
 
 

これでHDDの単一障害対策(2台同時に壊れない場合)はバッチリですね。

1TBの大容量HDDに、安心して大切なデータを格納することができます!



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この記事へのコメント
こんにちは
パソコンの組み立てが楽しい~んだな!
伝わります。
Posted by 宝です。 at 2008年12月07日 23:21
宝さん、こんにちは。

いつもコメントありがとうございます。
パソコン自作は最高やっさぁ~♪(^^)
Posted by kickkick at 2008年12月09日 13:36