2008年12月07日20:37
日曜日「パソコン自作」シリーズ19回目です。
先週は番外編として、以下の4回をお届けしました。
・【番外編】 第1回 AntecのPCケースを2個も買ってきました(笑)
・【番外編】 第2回 新PCパーツ一式を買ってきました!
・【番外編】 第3回 新PCパーツ一式の組み立て!
・【番外編】 第4回 新PCのベンチマーク!
今日はその続きで、ICH10R(マザーボード上のチップセットのサウスブリッジ)で
RAID1(ミラーリング)を構築する手順を特別に丸ごとお届けします
※RAIDの基礎知識については、解説したページがたくさんありますので、
そちらをご覧下さい。参考までに @ITの記事 にリンクを張っておきますね。
★利用したマザーボード:GIGABYTE「GA-EP45-DS5」(P45+ICH10R)
⇒ICH10RでなくてもICH*Rであれば基本的に同じです。
1.どうしてRAID1(ミラーリング)?
最近はHDDがものすごく安くなって、1TB(テラバイト)が安い物だと
約9000円で買えるようになって「最高
!!」という感じなのですが、
大容量な分だけ「万一故障した時の影響も大容量!
」という状況です。
なので特に「消えたら困る!
」というデータについては
障害に備えることが極めて重要です。
そのための方法の1つが「HDDの2重化」で、
それを実現する技術的な手段として「RAID1」が有名です。
ちなみにミドルクラス以上のマザーボードだと標準でRAID機能を
持った製品が多いので、それを利用すると手軽です。
(IntelチップセットならICH9RとかICH10RのようにICH*RだとOK)
具体的な商品例 ⇒ 【ドスパラ】RAIDが使えるLGA775マザーボード

もしマザーボードがRAID機能に対応していない場合は
別売りの拡張カードを刺せばOKなので、大丈夫です。
具体的な商品例 ⇒ 【Amazon】RAIDカード
2.OS(Windows)のインストール前に!(重要)
BIOSメニューに入ってSATAのHDDをRAIDモードにしておきます。
SATAをネイティブモードで使っている人なら
「AHCI」にはしているかもしれませんが
ICH10RのRAID機能を使うには、その箇所で
「RAID」にしておく必要があります。
これを忘れてしまうと、OSを再インストールせざるを得ないようなので
気をつけて必ず事前に行っておきましょう。
参考:GIGABYTEのGA-EP45-DS5だと、BIOSメニューの
Integrated Peripherals ⇒ SATA RAID/AHCI Mode
の項目になります。
3.RAID BIOSで行うか?Windows上で行うか?
参考までに今回は両方で作業してみたのですが、
「どちらで行っても同じ設定になる」
(当たり前のことでも、きちんと確認することが大切ですからね)
ことを確認しましたので、どちらで行っても良いと思います。
但し、Windows上で行う方が操作性が良かったので、
今回は Windows上での作業をオススメしたいと思います。
4.実際の設定作業(Windows上での作業)
まず最初に、RAID構築前のHDD構成を確認しておきます。

⇒上図の「ディスク1」と「ディスク2」の2台でRAID1を組みます。
では早速始めましょう~。
(事前に、マザボのドライバCD-ROMから
Intel Matrix Storage Manager をインストールしておいて下さい)
スタートメニュー
⇒ Intel Matrix Storage Manager
⇒ Intel Matrix Storage Console
と進みます。
起動するとこんな画面が開きますので、RAIDにしたいデバイスを確認します。

メニューの「アクション ⇒ RAIDボリュームの作成」へと進みます。

ここは書いてあることを読んで [次へ] をクリックするだけです。

ボリューム名を任意に付けます。
RAIDレベルを選択します。(今回は ミラーリング なので1です)

どの物理デバイスをRAIDボリュームにするかを選択します。

今回は WD10EADS×1台+WD10EACS×2台 という構成で、
後半2台でRAID1を組むため分かりやすかったのですが、
間違えて意図しないHDDを選ばないように慎重に選択します。

RAIDボリュームに追加したHDDの何%を利用するか選択します。
特別な理由がない限り、100% にしておけば良いでしょう。

最後の確認画面です。ここで [完了]ボタン を押すと
警告メッセージに書いてあるように既存のデータが
全て消えるので、よく確認してから [完了] を押します。

作業後はこんな構成です。

ちなみにディスクの管理だとこう見えます。

これでHDDの単一障害対策(2台同時に壊れない場合)はバッチリですね。
1TBの大容量HDDに、安心して大切なデータを格納することができます!
ご希望の際は、有料で作業をお受けいたしますので、
きくちはじめ工房のパソコンサービスをどうぞご利用下さい~。
本ブログでは時間の都合で省略した「RAIDとは?」といった基礎
部分から分かりやすくレッスンして欲しいというご依頼も大歓迎です。
▼オススメのパソコン専門店「ドスパラ」(kickはパーツ調達によく利用します)


きくちはじめ工房のパソコン自作支援サービスでは
パーツの選定~組立~動作確認~故障時の対応まで
総合的にサポートいたします。
また、メーカー製のパソコンの選定支援も行っております。
見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせ下さい~。
【お問い合わせ・ご依頼はこちらへどうぞ】
ICH10RでRAID1(ミラーリング)の構築!
カテゴリー │パソコン自作
日曜日「パソコン自作」シリーズ19回目です。
先週は番外編として、以下の4回をお届けしました。
・【番外編】 第1回 AntecのPCケースを2個も買ってきました(笑)
・【番外編】 第2回 新PCパーツ一式を買ってきました!
・【番外編】 第3回 新PCパーツ一式の組み立て!
・【番外編】 第4回 新PCのベンチマーク!
今日はその続きで、ICH10R(マザーボード上のチップセットのサウスブリッジ)で
RAID1(ミラーリング)を構築する手順を特別に丸ごとお届けします

※RAIDの基礎知識については、解説したページがたくさんありますので、
そちらをご覧下さい。参考までに @ITの記事 にリンクを張っておきますね。
★利用したマザーボード:GIGABYTE「GA-EP45-DS5」(P45+ICH10R)
⇒ICH10RでなくてもICH*Rであれば基本的に同じです。
1.どうしてRAID1(ミラーリング)?
最近はHDDがものすごく安くなって、1TB(テラバイト)が安い物だと
約9000円で買えるようになって「最高

大容量な分だけ「万一故障した時の影響も大容量!

なので特に「消えたら困る!

障害に備えることが極めて重要です。

そのための方法の1つが「HDDの2重化」で、
それを実現する技術的な手段として「RAID1」が有名です。

ちなみにミドルクラス以上のマザーボードだと標準でRAID機能を
持った製品が多いので、それを利用すると手軽です。
(IntelチップセットならICH9RとかICH10RのようにICH*RだとOK)
具体的な商品例 ⇒ 【ドスパラ】RAIDが使えるLGA775マザーボード

もしマザーボードがRAID機能に対応していない場合は
別売りの拡張カードを刺せばOKなので、大丈夫です。
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2.OS(Windows)のインストール前に!(重要)
BIOSメニューに入ってSATAのHDDをRAIDモードにしておきます。
SATAをネイティブモードで使っている人なら
「AHCI」にはしているかもしれませんが
ICH10RのRAID機能を使うには、その箇所で
「RAID」にしておく必要があります。
これを忘れてしまうと、OSを再インストールせざるを得ないようなので
気をつけて必ず事前に行っておきましょう。
参考:GIGABYTEのGA-EP45-DS5だと、BIOSメニューの
Integrated Peripherals ⇒ SATA RAID/AHCI Mode
の項目になります。
3.RAID BIOSで行うか?Windows上で行うか?
参考までに今回は両方で作業してみたのですが、
「どちらで行っても同じ設定になる」
(当たり前のことでも、きちんと確認することが大切ですからね)
ことを確認しましたので、どちらで行っても良いと思います。
但し、Windows上で行う方が操作性が良かったので、
今回は Windows上での作業をオススメしたいと思います。
4.実際の設定作業(Windows上での作業)
まず最初に、RAID構築前のHDD構成を確認しておきます。

⇒上図の「ディスク1」と「ディスク2」の2台でRAID1を組みます。
では早速始めましょう~。
(事前に、マザボのドライバCD-ROMから
Intel Matrix Storage Manager をインストールしておいて下さい)
スタートメニュー
⇒ Intel Matrix Storage Manager
⇒ Intel Matrix Storage Console
と進みます。
起動するとこんな画面が開きますので、RAIDにしたいデバイスを確認します。

メニューの「アクション ⇒ RAIDボリュームの作成」へと進みます。

ここは書いてあることを読んで [次へ] をクリックするだけです。

ボリューム名を任意に付けます。
RAIDレベルを選択します。(今回は ミラーリング なので1です)

どの物理デバイスをRAIDボリュームにするかを選択します。

今回は WD10EADS×1台+WD10EACS×2台 という構成で、
後半2台でRAID1を組むため分かりやすかったのですが、
間違えて意図しないHDDを選ばないように慎重に選択します。

RAIDボリュームに追加したHDDの何%を利用するか選択します。
特別な理由がない限り、100% にしておけば良いでしょう。

最後の確認画面です。ここで [完了]ボタン を押すと
警告メッセージに書いてあるように既存のデータが
全て消えるので、よく確認してから [完了] を押します。

作業後はこんな構成です。

ちなみにディスクの管理だとこう見えます。

これでHDDの単一障害対策(2台同時に壊れない場合)はバッチリですね。
1TBの大容量HDDに、安心して大切なデータを格納することができます!
ご希望の際は、有料で作業をお受けいたしますので、
きくちはじめ工房のパソコンサービスをどうぞご利用下さい~。

本ブログでは時間の都合で省略した「RAIDとは?」といった基礎
部分から分かりやすくレッスンして欲しいというご依頼も大歓迎です。

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この記事へのコメント
こんにちは
パソコンの組み立てが楽しい~んだな!
伝わります。
パソコンの組み立てが楽しい~んだな!
伝わります。
Posted by 宝です。 at 2008年12月07日 23:21
宝さん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。
パソコン自作は最高やっさぁ~♪(^^)
いつもコメントありがとうございます。
パソコン自作は最高やっさぁ~♪(^^)
Posted by kick
at 2008年12月09日 13:36
