「Adobe Flash Player 11」がついに正式公開(64bitサポート)

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こんにちは、パソコン&コンピュータのきくちはじめ工房です。

※一般の方向けに「分かりやすさ重視」で解説していますので、上級者の方で
 「厳密には違う!」という方、適当にスルーしてください~。


インターネット上で、YouTube(世界最大の動画無料配信サイト)の動画再生をしたり、

動きのあるホームページ制作において、(iPhone/iPadが対応していない点はさておき)

現時点でも業界標準(=デファクトスタンダード)である「Adobe Flash Player」が

約7ヶ月という開発期間を経て、本日10/4、晴れて正式公開されました。

窓の杜 【2011/10/04】 記事より:
「Adobe Flash Player 11」「Adobe AIR 3」がついに正式公開
3DグラフィックスAPI“Stage 3D”が搭載、Flashプラグインの64bit OSサポートも


上記記事、及び、Adobe Flash Player の「公式サイト」によると、

Flash Playerの主な新機能
・Stage3Dにより高速化されたグラフィックレンダリング
・64-bitのネイティブサポート
・カメラ向けのH.264/AVCソフトウェアエンコード
・モバイル向けのコンテンツ保護のサポート


という具合に、特に4つのポイントが紹介されていますが、

「一般ユーザーに、一番最初に(かつ最大の)影響がある(メリットとなる)」

のでは?とkick個人的に思うのは、2つ目の「64-bitのネイティブサポート」です。

ちなみに、上記「窓の杜」記事では次のように紹介されています:
また、64bit版OSが正式にサポートされたのも注目すべき点。これまで「Adobe Flash Player」プラグインには64bit版が用意されておらず、Flashコンテンツを楽しむためには64bit OSでも32bit版のWebブラウザーを利用する必要があったが、今後は64bit版Webブラウザーの利用が拡大するのではないだろうか。なお、「Adobe Flash Player」の64bit版対応はWindows 7のみとなる。


具体的には、現在パソコンメーカーから出荷されているパソコンは、

基本的に「Windows 7 の64ビット版」が入った状態になる訳ですが、

従来の「32ビット」という技術で作られたソフトは、「64ビット」という環境で

『フルパワーで走ることが出来ない or 走ること自体できない』となります。

従って、Windows標準のWebブラウザ(=インターネット閲覧ソフト)である

「Internet Explorer(略してIE)」さえも、64bit Windows環境では、

・64ビット版(これを64ビット・ネイティブ、と言ったりします)

・32ビット版

の2バージョンを用意してあります。

▽Windows 7 の 64ビット版のスタートメニューより抜粋:
Windows 7 StartMenu
(赤い枠線で囲んだように、64ビット版と32ビット版(何も書いていない方)の2つがあります)


では早速、64ビット版のIEで、Flash Player 11 を「入れる前」と「入れた後」の

画面コピーを取ってみました。(tenki.jpさんのサイトを借用させて頂きました)

▽入れる前
「Adobe Flash Player 11」がついに正式公開(64bitサポート)
(独り言:iPhone, iPadで表示した時も、こんな感じになるんですよね~)

▽入れた後
「Adobe Flash Player 11」がついに正式公開(64bitサポート)

めでたく、無事表示されました。サクラ


ということで、これで一歩、64ビット(ネイティブ)環境が改善されました、ぱちぱち、です。

【中級者以上の方向けの補足】
パソコン歴が長い方は、Windows 3.1 から Windows 95(~98)になる時に、
16ビットから32ビットへの移行期間があったことを覚えていらっしゃる方も
いらっしゃるかと思います。あの時と同じイメージです。



以上、今日は「Adobe Flash Player 11」がついに正式公開、というニュース(速報)でした。

PS.
本来は「Adobe AIR 3」も取り上げるべきでしたが、初心者の方が混乱されそう
だったので、AIRの方は省略し、Flash Playerの方だけ取り上げさせて頂きました。



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