2018年03月29日15:46
こんにちは、パソコン&コンピュータのきくちはじめ工房です。
先日「WD SSD Green 120GB (第2世代)」を試しに購入したため、
簡易レビュー+ベンチマークをお届けします。
■目次
1.はじめに
1.1. SSD交換の経緯
1.2. WD SSD を選択する前に読むと参考になる記事
1.3. 今回選択したのは 2世代目の SSD Green
1.4. 外観チェック
2.ベンチマーク(簡易)
2.1. 外付けケース(玄人志向「KURO-DACHI/CLONE/U3」) USB3.0接続時
2.2. 内蔵 SATA接続時
3.初期不良確認の方法
3.1. HDDの場合は「DLGDIAG」、SSDの場合は「WD SSD Dashboard」
3.2. ベンチマーク実行時の注意
3.3. 温度について
4. まとめ(この製品はこんな方にオススメ)
■本文
1.はじめに
1.1. SSD交換の経緯
サブPCは社内部品事情で比較的頻繁にHDD/SSDを入れ替えています。
作業前はHDDでしたが、動作速度の遅さにイライラすることが増えていました。
仕事柄、お客様から「安くていいSSDはない?」と聞かれることが多いため、
(自分のメインPC用には「WD SSD Blue」だと思いながら)
安いSSDに対する要望も一定数あることから、
試しにサブPC用に廉価版の「WD SSD Green」を買って試してみました。
1.2. WD SSD を選択する前に読むと参考になる記事
AKIBA PC Hotline! 2017年9月25日記事:
SSDもカラーで選ぶ、3色展開のWestern Digital製SSDの選び方
⇒ Blue と Green の違いや、Green は何を削ってコストを下げているか?等をメーカーが解説してくれています。
AKIBA PC Hotline! 2016年9月20日記事:
「用途で選ぶHDD」5色のWDシリーズを全解説、「色分けのルーツ」も聞いてみた
⇒ こちらは WD HDD に関する記事
1.3. 今回選択したのは 2世代目の SSD Green
価格.com > SSD > 詳細スペック検索 にて次の条件
・メーカー:WESTERN DIGITAL
・容量:120GB
・規格サイズ:2.5インチ
・インターフェイス:Serial ATA 6Gb/s
・設置タイプ:内蔵
で検索すると2つヒットします。
WD Green WDS120G2G0A
WD Green WDS120G1G0A
型番から推測できる通り、上が第2世代製品、下が第1世代製品です。
今回購入してレビューしているのは、第2世代製品「WDS120G2G0A」です。
1.4. 外観チェック
■第一印象 「(重量が)軽い!」
スペックシート を確認したところ、重量は「32.1g ± 0.5g」だそう。
これまでに使用したSSDの重量まではメモしていませんが、体感的には「半分」くらい。
参考:2010年に購入した「SSDN-ST64H」(東芝)は「56g」。
■第二印象 「プラ筐体 → ノックしたらポコポコする」(苦笑)
動画でないので触感はお伝えできないのですが、
今まで購入してきた SSD は(覚えている限りでは)すべて金属筐体だったので、
プラスチック筐体のSSDは今回が初めてでした。
廉価版ということで、性能面だけでなく、製造面でも廉価仕様でした。
2.ベンチマーク(簡易)
定番ベンチマーク「CrystalDiskMark」の結果のみ貼り付けておきます。
2.1. 外付けケース(玄人志向「KURO-DACHI/CLONE/U3」) USB3.0接続時
2.2. 内蔵 SATA接続時
3.初期不良確認の方法
3.1. WD HDD では「DLGDIAG」を使うが、WD SSD では「WD SSD Dashboard」を使う
Windows用Data Lifeguard Diagnostic ダウンロードページ
から
「DLGDIAG」のリリースノートを開くと、冒頭に
と書いてあります。
従って、SSDでは「DLGDIAG」ではなく「WD SSD Dashboard」を使いましょう。
WD SSDダッシュボード
3.2. ベンチマーク実行時の注意
SSD は HDD と違って「総書込量(TBW)」という仕様(制限)があります。
※「書き換え回数の上限」的な表現のところもあるようです。
従って、たまにベンチマークを実行する位なら何も問題はありませんが、
必要以上にベンチマークをガンガン行うことは控える方が良いと思います。
3.3. 温度について
一般に「2.5インチ内蔵型」(Serial ATA)よりも「M.2型」の方が高速な分だけ、高温になるとされています。
今回は「2.5インチ内蔵型」のため、比較的低い温度での稼働をイメージしていました。
しかし実際に数日使っていると
アイドル時(何もしていない時)48~50℃
ウェブブラウズやDVDを再生しているだけ 52~56℃
(注:SSDのベンチマーク中ではない)
という温度になることを確認しました。
(注:3月上旬のまだ寒い時)
そこでまず最初にメーカーのスペックシート を再確認。
スペック上は「0℃ ~ 70℃」となっていました。
その意味では「正常の範囲」ですが、個人的な経験値から見ると
明らかに温度が高めなため、メーカーサポート(WDサポート)にメールで問い合わせをしてみました。
全文引用は控えますが、要点だけ引用すると
「何℃だと正常というデータはないが、56℃は確かに高めに思われる」
というコメントと共に
「保証期間内であれば交換対応可能」
という返信を頂いたため、購入店の amazon には申し訳ないと思いつつ、交換して頂きました。
※交換はフルバックアップソフトを使ってクローンで対応
(こちらで別のトラブルが発生しましたが、これだけで当記事以上の話があるため今回は省略)
その後、1週間ほど様子を見ていましたが、
ほぼ48℃以下で稼働しています。
どうやら初回の製品がたまたまハズレを引いてしまったようです。
交換対応(RMA)は少々面倒なこともありますが、
amazonの場合、購入後1ヶ月以内だと、交換品先出しで快く交換してもらえますので
(不良品は交換品到着後、1ヶ月以内に着払いで返送すればOK)
他店で「面倒くさい」体験をされた方は、amazonでの購入がお勧めできます。
※amazonでは正常/故障の判断ができないため、メーカーサポートとやり取りしたメモや担当者名が必要です。
4. まとめ(この製品はこんな方にオススメ)
・SSDが初めての方のうち、コスト重視(安価)でSSDを試してみたい方
・絶対性能にはこだわらず、HDDよりも体感速度が速くなれば十分な方
・まっとうなメーカーサポートを受けられる製品を買いたい方
Amazonで購入するにはこちらからどうぞ:
※2つとも「第2世代」の製品へのリンクです
WD 内蔵SSD 2.5インチ / 120GB / WD Green / SATA3.0 / 3年保証 / WDS120G2G0A
WD 内蔵SSD 2.5インチ / 240GB / WD Green / SATA3.0 / 3年保証 / WDS240G2G0A
※120GBより240GBの方がGB単価が安いため、
1円でも安い方がいい方を除き、240GBの方が割安です。
WD SSD Green 120GB 簡易レビュー+ベンチマーク
カテゴリー │レビュー/ベンチマーク
こんにちは、パソコン&コンピュータのきくちはじめ工房です。
先日「WD SSD Green 120GB (第2世代)」を試しに購入したため、
簡易レビュー+ベンチマークをお届けします。
■目次
1.はじめに
1.1. SSD交換の経緯
1.2. WD SSD を選択する前に読むと参考になる記事
1.3. 今回選択したのは 2世代目の SSD Green
1.4. 外観チェック
2.ベンチマーク(簡易)
2.1. 外付けケース(玄人志向「KURO-DACHI/CLONE/U3」) USB3.0接続時
2.2. 内蔵 SATA接続時
3.初期不良確認の方法
3.1. HDDの場合は「DLGDIAG」、SSDの場合は「WD SSD Dashboard」
3.2. ベンチマーク実行時の注意
3.3. 温度について
4. まとめ(この製品はこんな方にオススメ)
■本文
1.はじめに
1.1. SSD交換の経緯
サブPCは社内部品事情で比較的頻繁にHDD/SSDを入れ替えています。
作業前はHDDでしたが、動作速度の遅さにイライラすることが増えていました。
仕事柄、お客様から「安くていいSSDはない?」と聞かれることが多いため、
(自分のメインPC用には「WD SSD Blue」だと思いながら)
安いSSDに対する要望も一定数あることから、
試しにサブPC用に廉価版の「WD SSD Green」を買って試してみました。
1.2. WD SSD を選択する前に読むと参考になる記事
AKIBA PC Hotline! 2017年9月25日記事:
SSDもカラーで選ぶ、3色展開のWestern Digital製SSDの選び方
⇒ Blue と Green の違いや、Green は何を削ってコストを下げているか?等をメーカーが解説してくれています。
AKIBA PC Hotline! 2016年9月20日記事:
「用途で選ぶHDD」5色のWDシリーズを全解説、「色分けのルーツ」も聞いてみた
⇒ こちらは WD HDD に関する記事
1.3. 今回選択したのは 2世代目の SSD Green
価格.com > SSD > 詳細スペック検索 にて次の条件
・メーカー:WESTERN DIGITAL
・容量:120GB
・規格サイズ:2.5インチ
・インターフェイス:Serial ATA 6Gb/s
・設置タイプ:内蔵
で検索すると2つヒットします。
WD Green WDS120G2G0A
WD Green WDS120G1G0A
型番から推測できる通り、上が第2世代製品、下が第1世代製品です。
今回購入してレビューしているのは、第2世代製品「WDS120G2G0A」です。
1.4. 外観チェック
■第一印象 「(重量が)軽い!」
スペックシート を確認したところ、重量は「32.1g ± 0.5g」だそう。
これまでに使用したSSDの重量まではメモしていませんが、体感的には「半分」くらい。
参考:2010年に購入した「SSDN-ST64H」(東芝)は「56g」。
■第二印象 「プラ筐体 → ノックしたらポコポコする」(苦笑)
動画でないので触感はお伝えできないのですが、
今まで購入してきた SSD は(覚えている限りでは)すべて金属筐体だったので、
プラスチック筐体のSSDは今回が初めてでした。
廉価版ということで、性能面だけでなく、製造面でも廉価仕様でした。
2.ベンチマーク(簡易)
定番ベンチマーク「CrystalDiskMark」の結果のみ貼り付けておきます。
2.1. 外付けケース(玄人志向「KURO-DACHI/CLONE/U3」) USB3.0接続時
2.2. 内蔵 SATA接続時
3.初期不良確認の方法
3.1. WD HDD では「DLGDIAG」を使うが、WD SSD では「WD SSD Dashboard」を使う
Windows用Data Lifeguard Diagnostic ダウンロードページ
から
「DLGDIAG」のリリースノートを開くと、冒頭に
と書いてあります。
【当社訳】
>(WinDLGは) 型番が「WDC WDS」で始まる新しい WD SATA SSD をサポートしません。
>適切なサポートは(WinDLGではなく)「WD Dashboard」で提供されます。
>https://support.wdc.com/downloads.aspx?p=279
>(WinDLGは) 型番が「WDC WDS」で始まる新しい WD SATA SSD をサポートしません。
>適切なサポートは(WinDLGではなく)「WD Dashboard」で提供されます。
>https://support.wdc.com/downloads.aspx?p=279
従って、SSDでは「DLGDIAG」ではなく「WD SSD Dashboard」を使いましょう。
WD SSDダッシュボード
【補足】
WD SSD のファームウェアはサイト上で公開されていませんが
(WDサポートに確認済み)
「WD SSD Dashboard」経由でファームウェアをアップデートできます。
WD SSD のファームウェアはサイト上で公開されていませんが
(WDサポートに確認済み)
「WD SSD Dashboard」経由でファームウェアをアップデートできます。
3.2. ベンチマーク実行時の注意
SSD は HDD と違って「総書込量(TBW)」という仕様(制限)があります。
※「書き換え回数の上限」的な表現のところもあるようです。
従って、たまにベンチマークを実行する位なら何も問題はありませんが、
必要以上にベンチマークをガンガン行うことは控える方が良いと思います。
3.3. 温度について
一般に「2.5インチ内蔵型」(Serial ATA)よりも「M.2型」の方が高速な分だけ、高温になるとされています。
今回は「2.5インチ内蔵型」のため、比較的低い温度での稼働をイメージしていました。
しかし実際に数日使っていると
アイドル時(何もしていない時)48~50℃
ウェブブラウズやDVDを再生しているだけ 52~56℃
(注:SSDのベンチマーク中ではない)
という温度になることを確認しました。
(注:3月上旬のまだ寒い時)
そこでまず最初にメーカーのスペックシート を再確認。
スペック上は「0℃ ~ 70℃」となっていました。
その意味では「正常の範囲」ですが、個人的な経験値から見ると
明らかに温度が高めなため、メーカーサポート(WDサポート)にメールで問い合わせをしてみました。
全文引用は控えますが、要点だけ引用すると
「何℃だと正常というデータはないが、56℃は確かに高めに思われる」
というコメントと共に
「保証期間内であれば交換対応可能」
という返信を頂いたため、購入店の amazon には申し訳ないと思いつつ、交換して頂きました。
※交換はフルバックアップソフトを使ってクローンで対応
(こちらで別のトラブルが発生しましたが、これだけで当記事以上の話があるため今回は省略)
その後、1週間ほど様子を見ていましたが、
ほぼ48℃以下で稼働しています。
どうやら初回の製品がたまたまハズレを引いてしまったようです。
交換対応(RMA)は少々面倒なこともありますが、
amazonの場合、購入後1ヶ月以内だと、交換品先出しで快く交換してもらえますので
(不良品は交換品到着後、1ヶ月以内に着払いで返送すればOK)
他店で「面倒くさい」体験をされた方は、amazonでの購入がお勧めできます。
※amazonでは正常/故障の判断ができないため、メーカーサポートとやり取りしたメモや担当者名が必要です。
4. まとめ(この製品はこんな方にオススメ)
・SSDが初めての方のうち、コスト重視(安価)でSSDを試してみたい方
・絶対性能にはこだわらず、HDDよりも体感速度が速くなれば十分な方
・まっとうなメーカーサポートを受けられる製品を買いたい方
Amazonで購入するにはこちらからどうぞ:
※2つとも「第2世代」の製品へのリンクです
WD 内蔵SSD 2.5インチ / 120GB / WD Green / SATA3.0 / 3年保証 / WDS120G2G0A
WD 内蔵SSD 2.5インチ / 240GB / WD Green / SATA3.0 / 3年保証 / WDS240G2G0A
※120GBより240GBの方がGB単価が安いため、
1円でも安い方がいい方を除き、240GBの方が割安です。