基本情報技術者試験 H19春 午前 問2

カテゴリー │情報処理技術者試験

金曜日「情報処理シリーズ」の12回目です。

前回 は平成19年度春期午前問題・問1(16進小数)を見てみました。

※金曜日は情報処理技術者をこれから目指したい方向けの記事となります。




今日は、平成19年度春期午前問題・問2(10進数と2進数のけた数)を取り上げます。

問1:

正の整数の10進表示のけた数Dと2進表示のけた数Bとの関係を表す式のうち,

最も適切なものはどれか。

ア D≒2log10B、イ D≒10log2B、ウ D≒Blog210、エ D≒Blog102

解説:

10進数表示の方から少し具体的に調べてみると

2桁の10進数で表現できる最大値は 99=102-1

3桁の10進数で表現できる最大値は 999=103-1

D桁の10進数で表現できる最大値は 10D-1


一方、上記の整数を2進数で表示した時にB桁で表せるならば、

同様に考えて、最大値は(10進数で) 2B-1 となります。


それらの値がほぼ等しいと考えれば

10D - 1 ≒ 2B - 1

→ 10D ≒ 2B となりますね。


選択肢はlog表示になっているので、両辺の(常用)対数を取ると

log1010D ≒ log102B

D log1010 ≒ B log102

log1010 = 1 なので

D ≒ B log102

従って、答は(エ)となりました。


高校数学の「対数」の基礎知識が必要な問題でしたね。




それではまた来週をお楽しみに~。♪赤



▼情報処理技術者試験の参考書/問題集はアイテックがオススメです





きくちはじめ工房では、情報処理技術者試験の受験対策(学習支援)

も行っております。個別指導、グループ指導、ご相談に応じます。

分かりやすく、丁寧に、レッスンさせて頂きます。

お問い合わせ、お待ちしております。

【お問い合わせ・ご依頼はこちらへ】



同じカテゴリー(情報処理技術者試験)の記事