基本情報技術者試験 H19春 午前 問5

カテゴリー │情報処理技術者試験

金曜日「情報処理シリーズ」の15回目です。

前回 は平成19年度春期午前問題・問4
(浮動小数点数を正規化する理由)を見てみました。

※金曜日は情報処理技術者をこれから目指したい方向けの記事となります。
ブログに使える時間の範囲内で詳しい解説を心がけますが、単語の意味や定義
をゼロから学びたい!という方には、きくちはじめ工房の情報処理試験・受験
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今日は、平成19年度春期午前問題・問5 を取り上げます。

問5:

N個の観測値の和S(ただしS>0)を求め平均値を算出する。
平均値は、小数部を四捨五入して整数値で求めるとしたとき
正しい式はどれか。
ここで、/ は除算、[X] はX以下で最大の整数とする。

ア [(S+0.5)/N]
イ [(S-1)/N]+1
ウ [S/N+0.5]
エ [S/N]+1

解説:

いきなり観測値とかいう単語が出てくると「は?」と思いそうですが

質問文全体をよく見ると、単に

「N個の値の和をSとする時、平均値を四捨五入して整数で求める式はどれか?」

という問いであることが分かります。ということで落ち着いて分析します。

一度に答えを出そうとせず、ステップ分けしてみてみます。

まず、N個の和Sの平均値は、S/N ですね。

S/N は一般に小数になるので、これを四捨五入することを考えます。

ちなみに、[X] は中学か高校の数学で出てくるガウス記号です。

私たちは、普段の生活の中で、数学の計算をすることは少ないと

思いますので、あれこれ考えるよりも、まず手を動かして試算する

方が早いと思いますので、早速やってみます。

四捨五入をしたいので、5.4 と 5.5 の2つの数字で確認します。

設問をみると、計算のどこかのタイミングで 0.5 を足して

ガウス記号にかけることが読み取れるので、

5.4 + 0.5 = 5.9 ⇒ 小数を切り捨てると 5

5.5 + 0.5 = 6.0 ⇒ 小数を切り捨てると 6

となりますので、選択肢の中から上記計算式に相当するものを

探すと [S/N+0.5] すなわち ウ となります。





それではまた来週をお楽しみに~。♪赤



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