Turbolinux Client 2008 検証&レビュー

カテゴリー │Linux/UNIX


木曜日「Linux(リナックス)」シリーズの16回目です。

#Linuxの記事が丸1ヶ月空いてしまいました。眠っzzz

前回 は、Linux上のWindowsソフト実行環境「Wine」をご紹介しました。

今日は、10/30のブログで「年内には試してみたい」とアナウンスしていた

「Turbolinux Client 2008」の検証&レビューをお送りします。

※木曜日は、Linux初心者の方向けの記事となります。



検証に使ったPCは11月末に組んだばかりのマイ最新PCです。

検証項目は以下としました。

1.CPU&メモリ

2.NIC(ネットワークカード)

3.ビデオカード

4.サウンドカード


さてどこまで動く(認識する)でしょうか。

順番に確認していきます。



1.CPU&メモリ

 # cat /proc/cpuinfo
 ⇒Core 2 Quad Q9550 (4コア)認識OK
 
 # cat /proc/meminfo
 または
 # free
 ⇒3.3GB認識OK(32bit版なので4GB全ては認識できなくてOK)



2.NIC(ネットワークカード)・・・GA-EP45-DS5なのでGbE×2構成
 # ifconfig
 ⇒eth0とeth1自体の認識は出来ているが
  IPv4アドレスのDHCP取得に失敗
 # lspci | grep -i eth
 ⇒RealtekのRTL8111/8168Bを検出している
 # lsmod | grep r81
 ⇒r8169モジュールがロードされている(RTL8169と誤認識している)
 # updatedb
 # locate r8168
 ⇒表示されない=インストールCDにはRTL8168ドライバが入っていない
 
 Realtekのサイトを調べたところ、該当するドライバは下記のようです。
 Software: Drivers & Utilities
 RTL8111B/RTL8168B/RTL8111/RTL8168
 RTL8111C/RTL8111CP/RTL8111D(L)
 RTL8168C

 
 
 とりあえずDLしてreadmeを確認したところ、手動でコンパイルすると
 r8168.koが生成されるらしい。
 
 ということでHDDにインストールするなら
 手動対応でNICを認識させることが可能ですが、
 LiveCDで使う(初心者の方が試してみる)という前提だと
 ×ということが判明してしまいました。うわーん
 
 参考になるURL:http://bbs.fedora.jp/read.php?FID=10&TID=4677
 
 LinuxでNICが使えないと話にならないのでがーん
 ここで評価を終えても良かったのですが、
 ついでなのでもう少し確認してみます。
 


3.ビデオカード&モニタ

 起動した時点で、見るからにVESAモードっぽいので
 
 KDEコントロールセンター→周辺機器→ディスプレイ
 
 を確認してみると
 
 スクリーンサイズ:1280x1024
 
 となっています(これ以上の解像度が選べない状態)。残念。ガ-ン

 ちなみにモニタは24インチ(1920x1200対応)です。
 
 
 コマンドで少し調べてみます。
 
 # glxinfo | grep renderer
 ⇒Radeonが認識されていない
 
 # glxinfo | grep direct
 ⇒(Radeonが認識されていないので当然) No と表示される
 
 Live CD 収録 RPMパッケージ
 によると
 x11-driver-video-ati-6.9.0-1tl
 というATIドライバが入っているらしいのですが、自動認識はダメみたいですね。
 (上記のサポートリストを少し検索してみたけど見つけられず...)

 自動がダメなら少しだけ手動で、ということで
 サポートページで見つけた情報
 「NVIDIA や ATI のビデオチップを搭載したマシンで起動できない
 を試してみました。(起動時に F3 でオプション xdriver=radeon を追加)
 ⇒しかし残念ながら、このオプション付きで起動すると
  XモードではなくコンソールモードでOSが起動してしまいました。ムカッ
  コンソールにrootでログイン後、startx してみましたが
  当然のように Fatal server error となってしまいました。
 
 
 ちなみに、Turbolinux Client 2008 の概要ページ
 によると、収録している X は X.org 7.3 となっているので
 
 ATI Catalyst(TM) Proprietary Linux x86 Display Driver
 
 を見た限りでは、手動インストールすればいけそうです。
 
 しかしこれも
 
 LiveCDで使う(初心者の方が難しい設定なしで試してみる)という
 前提だと×ということが判明してしまいました。うわーん

 追記:昔はLinuxでRadeonドライバを見た記憶がないので改善されてはいますね。



4.サウンドカード

 KDEコントロールセンター→サウンド&マルチメディア→サウンドシステム
 
 を確認してみると、ハードウェアとして ALSA は有効になっているっぽいです。
 
 しかし、テスト再生しても音が鳴らない?ので、調べてみます。
 
 # lspci | grep -i audio
 ⇒Intel ICH10 HD Audio が認識されている様子。
 
 マルチメディア系のソフトを起動して、
 
 収録されている適当な音楽ファイルを再生してみると
 
 音が鳴らないように思えるけど、イコライザー等は動いているっぽい。
 
 もしや!と思ってボリュームをかなり大きくしてみると・・・
 
 鳴っていました。びっくり!
 
 ちなみに再生ソフトのボリュームを100%にした上で、
 
 スピーカーの物理的なボリュームをかなり大きくして
 
 やっと聞こえる位の感じです。
 
 何はともあれ、サウンドは手動設定なしで動いたようです。
 

 
【総括】

 Linux全般に言えることですが、最新(に近い)パーツの組み合わせだと

 なかなか一発でOKとならないようで、今回のTurbolinux Client 2008 も

 残念ながら マイ最新PC ではこのような結果になりました。

 2世代以上前のパーツ構成のPCであれば、自動認識で動く確率が

 高くなると思いますので、最新パーツを避けて動かすのが良さそうです。

 ※手元に古いPCもありますが、時間の都合で最新PCでのみ検証しました。

 


それではまた来週をお楽しみに♪赤




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