2008年12月25日00:03
木曜日「Linux(リナックス)」シリーズの16回目です。
#Linuxの記事が丸1ヶ月空いてしまいました。
前回 は、Linux上のWindowsソフト実行環境「Wine」をご紹介しました。
今日は、10/30のブログで「年内には試してみたい」とアナウンスしていた
「Turbolinux Client 2008」の検証&レビューをお送りします。
※木曜日は、Linux初心者の方向けの記事となります。
検証に使ったPCは11月末に組んだばかりのマイ最新PCです。
検証項目は以下としました。
1.CPU&メモリ
2.NIC(ネットワークカード)
3.ビデオカード
4.サウンドカード
さてどこまで動く(認識する)でしょうか。
順番に確認していきます。
1.CPU&メモリ
# cat /proc/cpuinfo
⇒Core 2 Quad Q9550 (4コア)認識OK
# cat /proc/meminfo
または
# free
⇒3.3GB認識OK(32bit版なので4GB全ては認識できなくてOK)
2.NIC(ネットワークカード)・・・GA-EP45-DS5なのでGbE×2構成
# ifconfig
⇒eth0とeth1自体の認識は出来ているが
IPv4アドレスのDHCP取得に失敗
# lspci | grep -i eth
⇒RealtekのRTL8111/8168Bを検出している
# lsmod | grep r81
⇒r8169モジュールがロードされている(RTL8169と誤認識している)
# updatedb
# locate r8168
⇒表示されない=インストールCDにはRTL8168ドライバが入っていない
Realtekのサイトを調べたところ、該当するドライバは下記のようです。
Software: Drivers & Utilities
RTL8111B/RTL8168B/RTL8111/RTL8168
RTL8111C/RTL8111CP/RTL8111D(L)
RTL8168C
とりあえずDLしてreadmeを確認したところ、手動でコンパイルすると
r8168.koが生成されるらしい。
ということでHDDにインストールするなら
手動対応でNICを認識させることが可能ですが、
LiveCDで使う(初心者の方が試してみる)という前提だと
×ということが判明してしまいました。
参考になるURL:http://bbs.fedora.jp/read.php?FID=10&TID=4677
LinuxでNICが使えないと話にならないので
ここで評価を終えても良かったのですが、
ついでなのでもう少し確認してみます。
3.ビデオカード&モニタ
起動した時点で、見るからにVESAモードっぽいので
KDEコントロールセンター→周辺機器→ディスプレイ
を確認してみると
スクリーンサイズ:1280x1024
となっています(これ以上の解像度が選べない状態)。残念。
ちなみにモニタは24インチ(1920x1200対応)です。
コマンドで少し調べてみます。
# glxinfo | grep renderer
⇒Radeonが認識されていない
# glxinfo | grep direct
⇒(Radeonが認識されていないので当然) No と表示される
Live CD 収録 RPMパッケージ
によると
x11-driver-video-ati-6.9.0-1tl
というATIドライバが入っているらしいのですが、自動認識はダメみたいですね。
(上記のサポートリストを少し検索してみたけど見つけられず...)
自動がダメなら少しだけ手動で、ということで
サポートページで見つけた情報
「NVIDIA や ATI のビデオチップを搭載したマシンで起動できない」
を試してみました。(起動時に F3 でオプション xdriver=radeon を追加)
⇒しかし残念ながら、このオプション付きで起動すると
XモードではなくコンソールモードでOSが起動してしまいました。
コンソールにrootでログイン後、startx してみましたが
当然のように Fatal server error となってしまいました。
ちなみに、Turbolinux Client 2008 の概要ページ
によると、収録している X は X.org 7.3 となっているので
ATI Catalyst(TM) Proprietary Linux x86 Display Driver
を見た限りでは、手動インストールすればいけそうです。
しかしこれも
LiveCDで使う(初心者の方が難しい設定なしで試してみる)という
前提だと×ということが判明してしまいました。
追記:昔はLinuxでRadeonドライバを見た記憶がないので改善されてはいますね。
4.サウンドカード
KDEコントロールセンター→サウンド&マルチメディア→サウンドシステム
を確認してみると、ハードウェアとして ALSA は有効になっているっぽいです。
しかし、テスト再生しても音が鳴らない?ので、調べてみます。
# lspci | grep -i audio
⇒Intel ICH10 HD Audio が認識されている様子。
マルチメディア系のソフトを起動して、
収録されている適当な音楽ファイルを再生してみると
音が鳴らないように思えるけど、イコライザー等は動いているっぽい。
もしや!と思ってボリュームをかなり大きくしてみると・・・
鳴っていました。
ちなみに再生ソフトのボリュームを100%にした上で、
スピーカーの物理的なボリュームをかなり大きくして
やっと聞こえる位の感じです。
何はともあれ、サウンドは手動設定なしで動いたようです。
【総括】
Linux全般に言えることですが、最新(に近い)パーツの組み合わせだと
なかなか一発でOKとならないようで、今回のTurbolinux Client 2008 も
残念ながら マイ最新PC ではこのような結果になりました。
2世代以上前のパーツ構成のPCであれば、自動認識で動く確率が
高くなると思いますので、最新パーツを避けて動かすのが良さそうです。
※手元に古いPCもありますが、時間の都合で最新PCでのみ検証しました。
それではまた来週をお楽しみに
きくちはじめ工房では、Linuxの各種サービスを行っております。
・OSインストール、初期設定
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Turbolinux Client 2008 検証&レビュー
カテゴリー │Linux/UNIX
木曜日「Linux(リナックス)」シリーズの16回目です。
#Linuxの記事が丸1ヶ月空いてしまいました。

前回 は、Linux上のWindowsソフト実行環境「Wine」をご紹介しました。
今日は、10/30のブログで「年内には試してみたい」とアナウンスしていた
「Turbolinux Client 2008」の検証&レビューをお送りします。
※木曜日は、Linux初心者の方向けの記事となります。
検証に使ったPCは11月末に組んだばかりのマイ最新PCです。
検証項目は以下としました。
1.CPU&メモリ
2.NIC(ネットワークカード)
3.ビデオカード
4.サウンドカード
さてどこまで動く(認識する)でしょうか。
順番に確認していきます。
1.CPU&メモリ
# cat /proc/cpuinfo
⇒Core 2 Quad Q9550 (4コア)認識OK
# cat /proc/meminfo
または
# free
⇒3.3GB認識OK(32bit版なので4GB全ては認識できなくてOK)
2.NIC(ネットワークカード)・・・GA-EP45-DS5なのでGbE×2構成
# ifconfig
⇒eth0とeth1自体の認識は出来ているが
IPv4アドレスのDHCP取得に失敗
# lspci | grep -i eth
⇒RealtekのRTL8111/8168Bを検出している
# lsmod | grep r81
⇒r8169モジュールがロードされている(RTL8169と誤認識している)
# updatedb
# locate r8168
⇒表示されない=インストールCDにはRTL8168ドライバが入っていない
Realtekのサイトを調べたところ、該当するドライバは下記のようです。
Software: Drivers & Utilities
RTL8111B/RTL8168B/RTL8111/RTL8168
RTL8111C/RTL8111CP/RTL8111D(L)
RTL8168C
とりあえずDLしてreadmeを確認したところ、手動でコンパイルすると
r8168.koが生成されるらしい。
ということでHDDにインストールするなら
手動対応でNICを認識させることが可能ですが、
LiveCDで使う(初心者の方が試してみる)という前提だと
×ということが判明してしまいました。

参考になるURL:http://bbs.fedora.jp/read.php?FID=10&TID=4677
LinuxでNICが使えないと話にならないので

ここで評価を終えても良かったのですが、
ついでなのでもう少し確認してみます。
3.ビデオカード&モニタ
起動した時点で、見るからにVESAモードっぽいので
KDEコントロールセンター→周辺機器→ディスプレイ
を確認してみると
スクリーンサイズ:1280x1024
となっています(これ以上の解像度が選べない状態)。残念。

ちなみにモニタは24インチ(1920x1200対応)です。
コマンドで少し調べてみます。
# glxinfo | grep renderer
⇒Radeonが認識されていない
# glxinfo | grep direct
⇒(Radeonが認識されていないので当然) No と表示される
Live CD 収録 RPMパッケージ
によると
x11-driver-video-ati-6.9.0-1tl
というATIドライバが入っているらしいのですが、自動認識はダメみたいですね。
(上記のサポートリストを少し検索してみたけど見つけられず...)
自動がダメなら少しだけ手動で、ということで
サポートページで見つけた情報
「NVIDIA や ATI のビデオチップを搭載したマシンで起動できない」
を試してみました。(起動時に F3 でオプション xdriver=radeon を追加)
⇒しかし残念ながら、このオプション付きで起動すると
XモードではなくコンソールモードでOSが起動してしまいました。

コンソールにrootでログイン後、startx してみましたが
当然のように Fatal server error となってしまいました。
ちなみに、Turbolinux Client 2008 の概要ページ
によると、収録している X は X.org 7.3 となっているので
ATI Catalyst(TM) Proprietary Linux x86 Display Driver
を見た限りでは、手動インストールすればいけそうです。
しかしこれも
LiveCDで使う(初心者の方が難しい設定なしで試してみる)という
前提だと×ということが判明してしまいました。

追記:昔はLinuxでRadeonドライバを見た記憶がないので改善されてはいますね。
4.サウンドカード
KDEコントロールセンター→サウンド&マルチメディア→サウンドシステム
を確認してみると、ハードウェアとして ALSA は有効になっているっぽいです。
しかし、テスト再生しても音が鳴らない?ので、調べてみます。
# lspci | grep -i audio
⇒Intel ICH10 HD Audio が認識されている様子。
マルチメディア系のソフトを起動して、
収録されている適当な音楽ファイルを再生してみると
音が鳴らないように思えるけど、イコライザー等は動いているっぽい。
もしや!と思ってボリュームをかなり大きくしてみると・・・
鳴っていました。

ちなみに再生ソフトのボリュームを100%にした上で、
スピーカーの物理的なボリュームをかなり大きくして
やっと聞こえる位の感じです。
何はともあれ、サウンドは手動設定なしで動いたようです。
【総括】
Linux全般に言えることですが、最新(に近い)パーツの組み合わせだと
なかなか一発でOKとならないようで、今回のTurbolinux Client 2008 も
残念ながら マイ最新PC ではこのような結果になりました。
2世代以上前のパーツ構成のPCであれば、自動認識で動く確率が
高くなると思いますので、最新パーツを避けて動かすのが良さそうです。
※手元に古いPCもありますが、時間の都合で最新PCでのみ検証しました。
それではまた来週をお楽しみに

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