2009年03月13日13:42
基本情報技術者試験 H19春 午前 問18
カテゴリー │情報処理技術者試験
金曜日「情報処理シリーズ」の28回目です。
前回 は平成19年度春期午前問題・問17(論理回路)を解きました。
金曜日は情報処理技術者(SE)を目指したい方向けの記事です。
ブログに使える時間の範囲内で詳しい解説を心がけますが、ゼロから
親切丁寧に教えて欲しい~と希望されている方や、一人で勉強している
けれど、試験範囲が広すぎてなかなか思うように勉強が進まない~と
いう方のために、情報処理試験・受験対策レッスン(月謝制)をご提供
しています。どうぞご利用ください。
今日は、平成19年度春期午前問題・問18 を解いていきます。
問18
命令語に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア オペランドの個数は、その命令で指定する主記憶の番地の個数と等しい。
イ 一つのコンピュータでは、命令語長はすべて等しい。
ウ 命令語長が長いコンピュータほど、命令の種類も多くなる。
エ 命令の種類によっては、オペランドがないものもある。
解説:
設問だけみると「何の命令語?」と思いましたが
選択肢を見ると「機械語(マシン語)」に関する問題だと分かります。
まずは解いてみましょう。(その後で補足解説します)
順番に見ていきます。
ア 全くのデタラメなので
すぐ×です
イ RISC(Reduced Instruction Set Computer)系のCPUに限定すれば
正しい記述ですが、CISC(Complex Instruction Set Computer)系
も含めて考えると誤りなので×です。
ウ 命令語長と命令の種類の数に関連性はありませんので×です。
エ その通りなので、○です。(例:NOP = No OPeration)
答:エ
追記:
最近は機械語(マシン語)プログラミングをすることが少ない
(というかほとんどない?)ので、そもそも用語に馴染みのない方の
ほうが多いかもしれませんね。
少しだけ解説すると、機械語(CPUが"直接"理解出来る言語)は、
・命令コード(オペコード)・・・英語に例えると動詞(自動詞/他動詞)
・命令の対象(オペランド)・・・英語に例えると目的語
の2つをセットにして「1命令」という単位になります。
プログラミングまで出来る必要はないにしても、
情報処理試験合格を目指している方なら
用語だけはざっと押さえておく方がいいと思います。
ちなみにkickは20年前(中学生)のMSX時代に、Z80のマシン語を
少しかじったので
、CPUの内部構造や機械語の動作イメージという
コンピュータの一番低い所(ハードウェア寄りの所)が理解できるので
こんな時は助かっています。
(構造がシンプルで学習しやすいのが8bitコンピュータの利点ですね)
今だと、情報処理資格取得者向けに学習環境がありますので
必要に応じてこれらを活用されると良いと思います。
Vector > 情報処理用 CASL・COMET
http://www.vector.co.jp/vpack/filearea/win/prog/casl/
なお(基本情報技術者試験対策はもちろんのこと)希望される方には
MSXのZ80マシン語入門も可能ですので、お申し込み下さい。
それではまた来週をお楽しみに~。
▼情報処理技術者試験の参考書/問題集はアイテックがオススメです
きくちはじめ工房では、情報処理技術者試験の受験対策(学習支援)
を行っております。個別指導、グループ指導、ご相談に応じます。
分かりやすく、丁寧に、レッスンさせて頂きます。
お問い合わせ、お待ちしております。
【お問い合わせ・ご依頼はこちらへ】
前回 は平成19年度春期午前問題・問17(論理回路)を解きました。
金曜日は情報処理技術者(SE)を目指したい方向けの記事です。
ブログに使える時間の範囲内で詳しい解説を心がけますが、ゼロから
親切丁寧に教えて欲しい~と希望されている方や、一人で勉強している
けれど、試験範囲が広すぎてなかなか思うように勉強が進まない~と
いう方のために、情報処理試験・受験対策レッスン(月謝制)をご提供
しています。どうぞご利用ください。
今日は、平成19年度春期午前問題・問18 を解いていきます。
問18
命令語に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア オペランドの個数は、その命令で指定する主記憶の番地の個数と等しい。
イ 一つのコンピュータでは、命令語長はすべて等しい。
ウ 命令語長が長いコンピュータほど、命令の種類も多くなる。
エ 命令の種類によっては、オペランドがないものもある。
解説:
設問だけみると「何の命令語?」と思いましたが
選択肢を見ると「機械語(マシン語)」に関する問題だと分かります。
まずは解いてみましょう。(その後で補足解説します)
順番に見ていきます。
ア 全くのデタラメなので

イ RISC(Reduced Instruction Set Computer)系のCPUに限定すれば
正しい記述ですが、CISC(Complex Instruction Set Computer)系
も含めて考えると誤りなので×です。

ウ 命令語長と命令の種類の数に関連性はありませんので×です。

エ その通りなので、○です。(例:NOP = No OPeration)

答:エ
追記:
最近は機械語(マシン語)プログラミングをすることが少ない
(というかほとんどない?)ので、そもそも用語に馴染みのない方の
ほうが多いかもしれませんね。
少しだけ解説すると、機械語(CPUが"直接"理解出来る言語)は、
・命令コード(オペコード)・・・英語に例えると動詞(自動詞/他動詞)
・命令の対象(オペランド)・・・英語に例えると目的語
の2つをセットにして「1命令」という単位になります。
プログラミングまで出来る必要はないにしても、
情報処理試験合格を目指している方なら
用語だけはざっと押さえておく方がいいと思います。
ちなみにkickは20年前(中学生)のMSX時代に、Z80のマシン語を
少しかじったので

コンピュータの一番低い所(ハードウェア寄りの所)が理解できるので
こんな時は助かっています。
(構造がシンプルで学習しやすいのが8bitコンピュータの利点ですね)
今だと、情報処理資格取得者向けに学習環境がありますので
必要に応じてこれらを活用されると良いと思います。
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なお(基本情報技術者試験対策はもちろんのこと)希望される方には
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それではまた来週をお楽しみに~。

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