フリーソフト:本格的な組版ソフトのWindows用「W32TeX」

カテゴリー │(フリー)ソフト紹介


今日は火曜日「(フリー)ソフト紹介」シリーズの39回目です。

前回 は 「Google 日本語入力」ベータ版v0.10.288.0 をご紹介しました。

※火曜日はフリーソフト中心に「あると便利なソフト」をご紹介しています。マイク


今日は、ちょっとアカデミック(学術)系のソフトをご紹介します。

本格的な組版ソフトのWindows用「W32TeX

はてなキーワードによると、
「アスキーが開発したpTeX,pLaTeXを,角藤氏がWin32環境(Windows 95系,NT系)
 に移植したもの」
と説明されていますが、初めて見る方は、何がなんだか分からないと思います。



まずは、TeX(てふ)、LaTeX(らてふ)、pLaTeX(ぴーらてふ)について

ご説明が必要ですよね。

まとめて簡単にご説明させて頂くと、「組版処理を行えるフリーソフト」のことです。


と書くと次は、「組版って何?」になりますよね。

また簡単にご説明させて頂きますと、

本屋で売られている本、特に理系、特に数学の本を開いた時、

「これってどうやって作っている(書いている)んだろう?」

と思ったことはありませんか?

Wordのプロでないkickは、「Wordでは難しそう・・・」が

最初に思った印象でした。そういう高度なページ構成などが

出来る仕組みのことを(ざっくりですが)「組版」と言います。


オリジナルのTeX(てふ)は、クヌース先生という数学者が作りました。

なので、イメージとしては、数学のレポートや論文を書くための

ソフトとして開発された、と思っていいでしょう。

※実際、数学科だったkickは、卒業論文をpLaTeXで書きました。


その最初のTeX(てふ)に、機能拡張だったり、日本語対応だったり、

様々なバージョンアップがなされてきました。そのような素晴らしい

ソフトがすべてフリーソフトとして入手&利用できます。


ところがここで、一般ユーザーの方には、問題が1つあります。

TeX(てふ)の動作環境(プラットフォーム)は、基本的に

WindowsではなくUNIXという別の基本ソフト(OS)なのです。


しかし、有志の方が Windowsに移植されたものが存在します。

それが今日ご紹介している「W32TeX」です。



これらの作業はすべてボランティアで行われています。

特に今回は上記の角藤様、そして今回は名前が出てこなかった

すべてのTeX関係者に感謝いたします。


PS.
インストールだけは上記ページに詳しく書かれていますので、

ソフトのダウンロード&インストールまではすぐ出来ます。

しかし、TeX(てふ)を使うには少々高度なスキルが必要なので

本格的に試してみたい、使ってみたい場合は、専門書を

おすすめします。







それではまた来週をお楽しみに~♪赤



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