2010年03月30日23:59
今日は火曜日「(フリー)ソフト紹介」シリーズの39回目です。
前回 は 「Google 日本語入力」ベータ版v0.10.288.0 をご紹介しました。
※火曜日はフリーソフト中心に「あると便利なソフト」をご紹介しています。
今日は、ちょっとアカデミック(学術)系のソフトをご紹介します。
本格的な組版ソフトのWindows用「W32TeX」
はてなキーワードによると、
「アスキーが開発したpTeX,pLaTeXを,角藤氏がWin32環境(Windows 95系,NT系)
に移植したもの」
と説明されていますが、初めて見る方は、何がなんだか分からないと思います。
まずは、TeX(てふ)、LaTeX(らてふ)、pLaTeX(ぴーらてふ)について
ご説明が必要ですよね。
まとめて簡単にご説明させて頂くと、「組版処理を行えるフリーソフト」のことです。
と書くと次は、「組版って何?」になりますよね。
また簡単にご説明させて頂きますと、
本屋で売られている本、特に理系、特に数学の本を開いた時、
「これってどうやって作っている(書いている)んだろう?」
と思ったことはありませんか?
Wordのプロでないkickは、「Wordでは難しそう・・・」が
最初に思った印象でした。そういう高度なページ構成などが
出来る仕組みのことを(ざっくりですが)「組版」と言います。
オリジナルのTeX(てふ)は、クヌース先生という数学者が作りました。
なので、イメージとしては、数学のレポートや論文を書くための
ソフトとして開発された、と思っていいでしょう。
※実際、数学科だったkickは、卒業論文をpLaTeXで書きました。
その最初のTeX(てふ)に、機能拡張だったり、日本語対応だったり、
様々なバージョンアップがなされてきました。そのような素晴らしい
ソフトがすべてフリーソフトとして入手&利用できます。
ところがここで、一般ユーザーの方には、問題が1つあります。
TeX(てふ)の動作環境(プラットフォーム)は、基本的に
WindowsではなくUNIXという別の基本ソフト(OS)なのです。
しかし、有志の方が Windowsに移植されたものが存在します。
それが今日ご紹介している「W32TeX」です。
これらの作業はすべてボランティアで行われています。
特に今回は上記の角藤様、そして今回は名前が出てこなかった
すべてのTeX関係者に感謝いたします。
PS.
インストールだけは上記ページに詳しく書かれていますので、
ソフトのダウンロード&インストールまではすぐ出来ます。
しかし、TeX(てふ)を使うには少々高度なスキルが必要なので
本格的に試してみたい、使ってみたい場合は、専門書を
おすすめします。
それではまた来週をお楽しみに~
きくちはじめ工房では(フリー)ソフトの使い方についても個別レッスン
しております。「マンツーマンで、直接教えて欲しい!」という時は、
きくちはじめ工房のパソコンサービスを是非ご検討ください。
お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせ下さいませ。
【お問い合わせ・ご依頼はこちらへ】
フリーソフト:本格的な組版ソフトのWindows用「W32TeX」
カテゴリー │(フリー)ソフト紹介
今日は火曜日「(フリー)ソフト紹介」シリーズの39回目です。
前回 は 「Google 日本語入力」ベータ版v0.10.288.0 をご紹介しました。
※火曜日はフリーソフト中心に「あると便利なソフト」をご紹介しています。

今日は、ちょっとアカデミック(学術)系のソフトをご紹介します。
本格的な組版ソフトのWindows用「W32TeX」
はてなキーワードによると、
「アスキーが開発したpTeX,pLaTeXを,角藤氏がWin32環境(Windows 95系,NT系)
に移植したもの」
と説明されていますが、初めて見る方は、何がなんだか分からないと思います。
まずは、TeX(てふ)、LaTeX(らてふ)、pLaTeX(ぴーらてふ)について
ご説明が必要ですよね。
まとめて簡単にご説明させて頂くと、「組版処理を行えるフリーソフト」のことです。
と書くと次は、「組版って何?」になりますよね。
また簡単にご説明させて頂きますと、
本屋で売られている本、特に理系、特に数学の本を開いた時、
「これってどうやって作っている(書いている)んだろう?」
と思ったことはありませんか?
Wordのプロでないkickは、「Wordでは難しそう・・・」が
最初に思った印象でした。そういう高度なページ構成などが
出来る仕組みのことを(ざっくりですが)「組版」と言います。
オリジナルのTeX(てふ)は、クヌース先生という数学者が作りました。
なので、イメージとしては、数学のレポートや論文を書くための
ソフトとして開発された、と思っていいでしょう。
※実際、数学科だったkickは、卒業論文をpLaTeXで書きました。
その最初のTeX(てふ)に、機能拡張だったり、日本語対応だったり、
様々なバージョンアップがなされてきました。そのような素晴らしい
ソフトがすべてフリーソフトとして入手&利用できます。
ところがここで、一般ユーザーの方には、問題が1つあります。
TeX(てふ)の動作環境(プラットフォーム)は、基本的に
WindowsではなくUNIXという別の基本ソフト(OS)なのです。
しかし、有志の方が Windowsに移植されたものが存在します。
それが今日ご紹介している「W32TeX」です。
これらの作業はすべてボランティアで行われています。
特に今回は上記の角藤様、そして今回は名前が出てこなかった
すべてのTeX関係者に感謝いたします。
PS.
インストールだけは上記ページに詳しく書かれていますので、
ソフトのダウンロード&インストールまではすぐ出来ます。
しかし、TeX(てふ)を使うには少々高度なスキルが必要なので
本格的に試してみたい、使ってみたい場合は、専門書を
おすすめします。
それではまた来週をお楽しみに~

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