2011年07月17日23:35
こんにちは、パソコン&コンピュータのきくちはじめ工房・kickです。
今日は「当ブログ初」の iPhone App の話題を取り上げたいと思います。
本当は、少なくとも最初の記事は「オススメのAppはこれ!」な記事を
書きたかったのですが、残念ながら「非オススメのAppはこれ!」な記事です。
さて、iPhoneユーザーの皆様、無料電話 App(アプリ)の "Viber" をお使いですか?

kickもつい先週、知り合いから「無料で電話できてSkypeより便利なのがある」と
オススメされて、その時は(まだiPhoneを使い始めて間もなく、勉強不足のため)
「App Storeにある位だから、Apple社のそれなりの厳しいチェックをパスしたはず」
だから「ま、いっか」と思って、事前調査をすることなく、インストールしました。
でも、最初に「あれっ!?」と思ったのは、Viberを開くと、「連絡先(Contacts)」一覧に
「誰がViberをインストールしているか、アイコン表示で分かってしまう」ということです。
ちょっとコンピュータに詳しい人であれば、
「あれ?コンタクトリストを公開して良いですか?」的な確認ってなかったけど・・・
と気付く訳で(個人情報にうるさい現在、事前確認は常識)、kickも気付きました。
そこで、ちょっと「Viberって大丈夫かな?」と思って、昨日調べてみたら、
同様のことを感じて「キッチリ」調査された方の記事が複数見付かりました。
調査および記事公開に感謝の気持ちを捧げ、リンクさせて頂きます。
エンジニアから見るとツッコミ所満載の「べた褒め」記事はこちら:
TechCrunch > Viberはスグレモノ―SkypeをしのぐiPhone向けVoIPアプリ登場
⇒取り急ぎ、問題点を一度にまとめて知りたい方はこちら:
G'z one > Viberの知られざる事実。その意図とは
⇒問題視されるきっかけになった元記事のブログはこちら:
Agmon Dot Com > Privacy 101 or Why You Should Not Use iPhone App Viber (英語)
※ブログタイトル訳:なぜあなたはiPhone App の Viber を使うべきではないのか?
⇒上記ブログの要点を日本語で紹介されている方のブログ記事はこちら:
yebo blog > なぜ、Viberを使うべきではないのか
⇒キッチリ調査された記事を公開して下さっている方のブログはこちら:
Linux/CGP作業メモ > Viberを使ってみたメモ
Linux/CGP作業メモ > Viberが送信する情報のメモ
Linux/CGP作業メモ > Viber 2.0の暗号化対応は限定的
☆非常にキッチリ調査&情報公開頂いているため、
kickが自分自身でパケットキャプチャするのは今回省かせて頂きました。
詳細な調査および情報公開に感謝いたします。
引用ばかりなのも何なので、kickによる「箇条書き形式のまとめ」はこちら:
・Viber は iPhone 用の 電話=VoIP(Voice over IP) の無料 App(アプリ) である
・Viber は App Store からダウンロード&インストールできる
・Viber を有効にするには、自分のiPhoneの電話番号をViberに送信する必要がある
・Viber を有効にするには「設定」→「通知」→「Viber」の各項目をonにする必要がある
・Viber を有効にするには国際SMS(ショートメール)で activation codeを受信し
Viberの初回起動時にそのcode(数字4桁)を入力する必要がある
・本記事執筆時現在(2011/07/17)では「一部が暗号化された」とのことだが、
通信内容が基本的に平文(plain text)のまま、送信されている
※平文(plain text)というのは、暗号化されていない「素(す)」の文字列のことです
・Viberは、自分のiPhoneのアドレス帳「全員分」を、Viberのサーバ(クラウド)に
平文のまま、送信する
(以前は「全員分」の「全情報」、現在は「全員分」の「名前と電話番号だけ」らしい)
・Viberは「プライバリシーポリシー」の記述(英語)で、
We do not rent, sell, or share any information about the user with any third-parties.
(kick訳:我々はViberユーザーのいかなる情報もサードパーティに貸したり、売ったり、共有したりしない)
という書き出しで始めながらも、その続きで「例外事項」と解釈できる言い訳を書いている
・Viberは、履歴(log)を、45日~12ヶ月、保持する
あまたの何かしら > Viber (のアカウント) を消す場合。
→本記事執筆中(2011/07/17)に上記記事を参考に削除しようとしましたが、
"Viber Support"というのが見つからなかったため、公式ホームページの
"Viber Privacy Policy (Last updated on May 1, 2011)"
の「7. Change or Removal of Information」に書いてある方法で
削除を行いました。
If you wish to delete your account completely, you can go to the "More" tab in the Viber app, and tap the "Deactivate Account" option. Please note that this will remove your data from Viber, and deactivate Viber on your device.
(kick訳:もしあなたが、アカウント情報を完全に削除したいのであれば、Viber App の
"More"タブに行き、"Deactivate Account" をタップしてください。ただし、
この操作はViber社からあなたのデータを削除し、あなたの装置(iPhone)の
アクティベーションを解除してしまうことに、注意してください。)
だそうです。
・ViberはP2Pのファイル共有ソフトウェアiMeshを作っていた
イスラエル人らによって設立されている、とのこと・・・
→セキュリティ意識の高い人であれば「ファイル共有ソフトを作っていた」と
聞いた時点で「大丈夫か!?」と感じるはず・・・
ということで、個人的に「非推奨」という判断をして、本記事執筆中に、
前述の方法で、kickはアンインストールを行いました。
今後、よっぽど信頼のおける事態にならない限り、
個人的には Viberは使わない方が良いと判断しています。
(Skypeを使えば済むだけなので...。バッテリー消費は激しいですけど...。)
以上、今日は、iPhone App "Viber" は個人的に非推奨、という記事をお届けしました。
【注意喚起】無料電話 iPhone App "Viber" は個人的に非推奨
カテゴリー │Apple(iPhone,iPad,etc)
こんにちは、パソコン&コンピュータのきくちはじめ工房・kickです。
今日は「当ブログ初」の iPhone App の話題を取り上げたいと思います。
本当は、少なくとも最初の記事は「オススメのAppはこれ!」な記事を
書きたかったのですが、残念ながら「非オススメのAppはこれ!」な記事です。
さて、iPhoneユーザーの皆様、無料電話 App(アプリ)の "Viber" をお使いですか?

kickもつい先週、知り合いから「無料で電話できてSkypeより便利なのがある」と
オススメされて、その時は(まだiPhoneを使い始めて間もなく、勉強不足のため)
「App Storeにある位だから、Apple社のそれなりの厳しいチェックをパスしたはず」
だから「ま、いっか」と思って、事前調査をすることなく、インストールしました。
でも、最初に「あれっ!?」と思ったのは、Viberを開くと、「連絡先(Contacts)」一覧に
「誰がViberをインストールしているか、アイコン表示で分かってしまう」ということです。
ちょっとコンピュータに詳しい人であれば、
「あれ?コンタクトリストを公開して良いですか?」的な確認ってなかったけど・・・
と気付く訳で(個人情報にうるさい現在、事前確認は常識)、kickも気付きました。
そこで、ちょっと「Viberって大丈夫かな?」と思って、昨日調べてみたら、
同様のことを感じて「キッチリ」調査された方の記事が複数見付かりました。
調査および記事公開に感謝の気持ちを捧げ、リンクさせて頂きます。
エンジニアから見るとツッコミ所満載の「べた褒め」記事はこちら:
TechCrunch > Viberはスグレモノ―SkypeをしのぐiPhone向けVoIPアプリ登場
⇒取り急ぎ、問題点を一度にまとめて知りたい方はこちら:
G'z one > Viberの知られざる事実。その意図とは
⇒問題視されるきっかけになった元記事のブログはこちら:
Agmon Dot Com > Privacy 101 or Why You Should Not Use iPhone App Viber (英語)
※ブログタイトル訳:なぜあなたはiPhone App の Viber を使うべきではないのか?
⇒上記ブログの要点を日本語で紹介されている方のブログ記事はこちら:
yebo blog > なぜ、Viberを使うべきではないのか
⇒キッチリ調査された記事を公開して下さっている方のブログはこちら:
Linux/CGP作業メモ > Viberを使ってみたメモ
Linux/CGP作業メモ > Viberが送信する情報のメモ
Linux/CGP作業メモ > Viber 2.0の暗号化対応は限定的
☆非常にキッチリ調査&情報公開頂いているため、
kickが自分自身でパケットキャプチャするのは今回省かせて頂きました。
詳細な調査および情報公開に感謝いたします。
引用ばかりなのも何なので、kickによる「箇条書き形式のまとめ」はこちら:
・Viber は iPhone 用の 電話=VoIP(Voice over IP) の無料 App(アプリ) である
・Viber は App Store からダウンロード&インストールできる
・Viber を有効にするには、自分のiPhoneの電話番号をViberに送信する必要がある
・Viber を有効にするには「設定」→「通知」→「Viber」の各項目をonにする必要がある
・Viber を有効にするには国際SMS(ショートメール)で activation codeを受信し
Viberの初回起動時にそのcode(数字4桁)を入力する必要がある
・本記事執筆時現在(2011/07/17)では「一部が暗号化された」とのことだが、
通信内容が基本的に平文(plain text)のまま、送信されている
※平文(plain text)というのは、暗号化されていない「素(す)」の文字列のことです
・Viberは、自分のiPhoneのアドレス帳「全員分」を、Viberのサーバ(クラウド)に
平文のまま、送信する
(以前は「全員分」の「全情報」、現在は「全員分」の「名前と電話番号だけ」らしい)
・Viberは「プライバリシーポリシー」の記述(英語)で、
We do not rent, sell, or share any information about the user with any third-parties.
(kick訳:我々はViberユーザーのいかなる情報もサードパーティに貸したり、売ったり、共有したりしない)
という書き出しで始めながらも、その続きで「例外事項」と解釈できる言い訳を書いている
・Viberは、履歴(log)を、45日~12ヶ月、保持する
あまたの何かしら > Viber (のアカウント) を消す場合。
→本記事執筆中(2011/07/17)に上記記事を参考に削除しようとしましたが、
"Viber Support"というのが見つからなかったため、公式ホームページの
"Viber Privacy Policy (Last updated on May 1, 2011)"
の「7. Change or Removal of Information」に書いてある方法で
削除を行いました。
If you wish to delete your account completely, you can go to the "More" tab in the Viber app, and tap the "Deactivate Account" option. Please note that this will remove your data from Viber, and deactivate Viber on your device.
(kick訳:もしあなたが、アカウント情報を完全に削除したいのであれば、Viber App の
"More"タブに行き、"Deactivate Account" をタップしてください。ただし、
この操作はViber社からあなたのデータを削除し、あなたの装置(iPhone)の
アクティベーションを解除してしまうことに、注意してください。)
だそうです。
・ViberはP2Pのファイル共有ソフトウェアiMeshを作っていた
イスラエル人らによって設立されている、とのこと・・・
→セキュリティ意識の高い人であれば「ファイル共有ソフトを作っていた」と
聞いた時点で「大丈夫か!?」と感じるはず・・・
ということで、個人的に「非推奨」という判断をして、本記事執筆中に、
前述の方法で、kickはアンインストールを行いました。
今後、よっぽど信頼のおける事態にならない限り、
個人的には Viberは使わない方が良いと判断しています。
(Skypeを使えば済むだけなので...。バッテリー消費は激しいですけど...。)
以上、今日は、iPhone App "Viber" は個人的に非推奨、という記事をお届けしました。