仮想マシン(VM)

カテゴリー │温故知新

土曜日『古きをたずねて新しきを知る』温故知新シリーズ5回目です。

前回 は「CD-R(シーディー・アール)」についてお話ししました。

今日は、古くて・新しい技術「仮想マシン(VM)」をご紹介します。

(百科事典的な説明は WikiPedia - 仮想マシン へどうぞ)





まず最初に「仮想マシンって何?」についてご説明したいと思います。

簡単に言うと、

「1台のパソコンの中で、複数のパソコンを動かすための環境(ソフト)」

のことです。(*1)

実際に仮想マシンを動かしている画面はこんな感じです。

仮想マシン(VM)
(クリックすると1920x1200の大きな画像が開きます)



WindowsXP(ホストOS)の中で仮想マシンを3つ起動して、

・左 :Windows2000 (ゲストOS)

・中央:Linux(Fedora9) (ゲストOS)

・右 :PC-DOS J6.3/V (ゲストOS)

を同時に動かしている様子です。(*2)

※後ろに写っているFirefoxブラウザはホストOS(WindowsXP)で動作。




さて、仮想マシンの何が「古い」かと言うと、

この技術自体は30年位前から存在していたからです。


一方何が「新しい」かと言うと、

一般のパソコンで仮想マシンが動かせるようになったのが最近だからです。


以前から「仮想化」の技術はあった訳ですが、昔は何千万円、何億円という

大型コンピュータでしか動きませんでした。(*3)

それが今や10万円位のパソコンで動くまでになった訳です。


コンピュータの進歩をすごく感じる1件ですね。





仮想マシンにもいろいろあるのですが、比較的手軽に試せるものとして

VMware Player
http://www.vmware.com/jp/products/player/

をご紹介しておきますね。



興味を感じて下さった方向けに、本を何冊かご紹介しますね~。(^^)

なお、きくちはじめ工房でもインストールや設定作業を承ります。






また来週をお楽しみに~。



追記:

(*1)正確にはパソコンというよりコンピュータと書く所です。それと、
  Java VMなどについて述べると話が難しくなるので省略しています。

(*2)複数のゲストOSを起動する場合、最低でもメモリは2GB以上推奨です。

(*3)分かりやすくするために、このような言い方にさせて頂きました。





きくちはじめ工房では、パソコン全般についての情報・ノウハウのご提供、

パソコンで困った!という時の問題解決、Linuxサーバの各種サービス、

コンピュータはどうやって動くのか?についてのレッスン(家庭教師)なども

承ります。子供から大人の方まで幅広くOKです。

お見積は無料です。お問い合わせ、お待ちしております。

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この記事へのコメント
こんにちは

大画面のパソコンとノートパソコンで
瞬間移動した。
え~と
マウスを動かして、隣の画面に
移動することじたい驚きでした。
Posted by 宝です~。 at 2008年07月12日 10:28