「再現しないトラブル」との格闘(約2ヶ月)やっと収束!?

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こんにちは、パソコン&コンピュータのきくちはじめ工房です。


すっかりブログが空きがちになってしまっています。

というのも、ここ2ヶ月ほど、延々と

「単純に再現しないPCトラブル」と格闘していたためです。


昨日1日かけて、再々・・・・・・確認して、大丈夫そうでしたので、

いったん「収束宣言」!というつもりで、ブログにしておきます。


■ 何のトラブル?

当社(kick)がメインで利用しているノートPCを中心としたトラブルです。

(本当は相当なボリュームになるのをぐっと要約すると)

・Windows 8.1 OS 自体のトラブル

・Windows 8.1 環境でのアプリケーションソフトの動作トラブル

・Windows 8.1 環境での周辺機器(デバイス)の動作トラブル

の3つに大別できるトラブルでした。


■ どんなトラブル?

普通、パソコントラブルというのは、同じ操作をすれば、

(ハードウェア故障でない限り)通常は同じトラブルが再現できる訳ですが

今回のは全然違いました。

パソコン本体を変更しても、部品を新品に交換しても、

「再現性がない(=ランダムに発生する)トラブルの嵐」

でした。

パソコンサポートのプロとしては、

Windows OS レベルで「不可解なトラブル」や「復旧が困難なトラブル」が発生した時でも

何とか現状維持したまま、出荷時リカバリしなくても復旧できる方法を探ります。

※これはケース・バイ・ケースですので、単純な公式がある訳ではありません。

それでもどうしようもない時の最後の手段は

「工場出荷時のリカバリメディアを使って、購入時に戻す」という話になります。

しかし今回は、最終安全策である「出荷時リカバリ」さえトラブルまくりました。

HDD/SSDを初期化して、再セットアップを行っている中で、

従来ならトラブルになりようのない箇所で、突然のトラブル(不調化)に襲われまくりました。

部品故障の可能性は低い気がしましたが、念のため「問題の切り分け」兼ねて

新品のSSDを購入して、リカバリ作業を行ってみても、改善されませんでした。

後半ここ1ヶ月は、作業フローを完全に手順書化して、1項目ずつレ点をつけながら

作業を進めていてさえも(=完全に同じ作業をしても)、別の箇所で突然の不調化しました。


kick の探究心 × 再現しないトラブル = 相乗効果で長時間化


というイメージです。

ここ2ヶ月で費やした時間は、ざっと見ても100時間どころではありません。

使った書類(メモや解析情報)の枚数も、40枚以上に及びました。

「再現しないトラブル」との格闘(約2ヶ月)やっと収束!?

※あまりの混沌(カオス)状況に、地球の磁場がついに狂い始めたか!?
 それとも kick の頭がついにおかしくなったのか!?
 と思ったとか、思わないとか・・・(独り言です)



最低限、既存のお客さまにご迷惑をおかけしないことだけは死守したつもりですが

新規のお客さま対応がろくに回らなくなってしまい、ご迷惑をおかけした方には

大変申し訳ございません。


さすがの kick でも、今回のように「延々トラブル対応」には疲れました(苦笑)。

明日以降、普通に仕事できるように、祈っています。


PS.
先日、
PC Watch イベントレポート 2015/04/28
半導体デバイスの信頼性技術に関する世界最大の国際会議
「国際信頼性物理シンポジウム(International Reliability Physics Symposium)」
「再現しない不良」をあらかじめ取り除く
⇒ 「不再現(ふさいげん)」や「NTF(No Trouble Found)」などと呼ばれる
  「再現しない不良」をあらかじめ取り除くという、きわめて重要な研究成果の発表
  について述べられています

という記事を読んで、半導体の初期不良も、ずいぶん高度化したものだなぁ
(といっても kick は半導体の専門家ではないので、難しいことは分かりません)
と感じたものですが、今回のトラブルも、負けず劣らず、難解なものでした。



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