NASベアボーン 玄箱

カテゴリー │温故知新

土曜日『古きをたずねて新しきを知る』温故知新シリーズ8回目です。

前回 は「C言語」についてお話ししました。

今日は、NASベアボーンのブームを生み出した「玄箱」についてお話しします。

(百科事典的な説明は WikiPedia - 玄箱 へどうぞ)

※今日の記事は少し難しめになってしまったかもしれません。汗





1.玄箱とは?

 玄箱とは、玄人志向という会社が発売しているNASベアボーンキットです。
 
 と1行書いた時点で難しい単語が出てきましたね。びっくり!
 
 
 
2.NASとは?
 
 NASとは、Network Attached Storage の略で、直訳すると
 
 「ネットワーク接続のストレージ」という意味です。
 
 簡単に言うと、USBケーブルではなくLANケーブル(ネットワーク)で
 
 接続したハードディスクのことです。

 お約束ですが、茄子ではありません(笑)。
 
 
 
3.ベアボーンとは?

 ベアボーンというのは、簡単に言うと
 
 「ユーザーが自由に選べるパーツをわざと最初から抜いて販売している
 
  ”土台”になる骨組みの部分(製品)」
 
 のことです。
 
 今回の玄箱の例だと、メーカー側は筐体と基板だけ提供するから
 
 (メインの)ハードディスクは自分で用意して好きなものを組み込んで
 
 いいよ!となっています。
 
 
 
4.玄箱はどうしてヒットした?
 
 NASというのは、実は普通のハードディスクではなく
 
 「小型コンピュータ」に相当します。
 
 玄箱の場合、その小型コンピュータを動かすOS(基本ソフト)に
 
 「Linux」が採用されています。
 
 
 ただLinuxが採用されているだけならそれほど珍しくもないのですが
 
 玄箱は「Linux OS 部分を自分でカスタマイズできる」仕様に
 
 なっていたことから、NASとは名ばかりの?
 
 「小型・省電力なLinuxサーバ」
 
 としていわゆるマニア層を中心に大ヒットしました。
 
 そういうkickも玄箱/HG(少し高性能な玄箱)を2台持っています。ピース
 
 
 
5.玄箱で生まれた個人向けNASブーム
 
 玄箱の大ヒットで「これは売れる市場だ」と他メーカーも思ったのか
 
 玄箱の発売以降、いろいろなメーカーが個人向けのNAS製品や
 
 NASベアボーンを次々と投入しました(と個人的には見えています)。
 
 
 元々のメーカーの玄人志向からも、
 
 ・玄箱/HG ・・・ CPU・メモリ・LAN速度を増強した玄箱
 
 ・玄箱/PRO ・・・ CPUが更に増強され、シリアルATAに対応した玄箱
 
 という上位機種が発売されて今日に至っています。
 
 
▼本体はこちらからも買えます



▼本もいろいろ出ています






それではまた来週をお楽しみに。おすまし






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