プログラミング言語C(C言語)

カテゴリー │温故知新

土曜日『古きをたずねて新しきを知る』温故知新シリーズ7回目です。

前回 は「MPEG-1」についてお話ししました。

今日は、昔からあるプログラミング言語「C言語」についてご紹介します。

(百科事典的な説明は WikiPedia - C言語 へどうぞ)

※本記事は初心者の方向けの説明となります。




1.C言語の誕生

 アメリカのAT&Tベル研究所のケン・トンプソン(Ken Thompson)と
 
 デニス・リッチー (Dennis MacAlistair Ritchie)によって作られた
 
 プログラミング言語です。
 
 お二人の名前を取った「K&RのC」という本が非常に有名です。
 

 
 内容は少し古いのですが、Cのバイブルと言われています。
 
 
 
2.サンプルプログラム

 実際のプログラムを見てみたいと思います。

 定番とされている「Hello, World!」という文字列を表示する

 プログラムは以下のように書けます。(一例)

#include <stdio.h>

int main(void)
{
printf("Hello, World!\n");
return 0;
}

 C言語は「コンパイラ言語」と呼ばれ、上記のプログラムを
 
 コンピュータが実行できる形式に変換する手順を経て、
 
 実際に実行されます。



3.C言語からの発展

 C言語は非常に多くのことが出来るプログラミング言語ですが、
 
 時代と共に「オブジェクト指向」という考え方(設計)が
 
 生まれてきました。C言語は残念ながらオブジェクト指向の
 
 プログラミング言語ではないため、C言語を発展させて
 
 いろいろな新しいプログラミング言語が作られました。
 
 直接の系統としては「C++(シープラスプラス)」が挙げられます。
 
 C++の後に作られたJava(ジャバ)もC言語の影響を受けています。
 
 
 まとめると
 
 「とてもたくさんのプログラミング言語に影響を与えたのがC言語」
 
 という感じです。
 
 詳しく挙げるととても長くなるので、本記事ではここまでにしますね。

 たくさんの本が出ていますので、良かったら1冊どうぞ。ニコニコ





それではまた来週をお楽しみに。おすまし


追記:
自分が中学生時代にお世話になったMSXにもC言語がありました。




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この記事へのコメント
自分は苦Cで現在
学習していますね・・・


#include <stdio.h>

int main(void)
{
printf("Hello, World!¥n");
return 0;
}
ではなく

#include <stdio.h>

int main(void)
{
printf("Hello, World!\n");
return 0;
}

でも実行できたんですね

初めて知りました


Cというのはひとつの書き方だけじゃなくて
同じ意味でもいろいろな書き方もあるので
結構学習も大変ですね^^;
Posted by 暗黒の鬼神 at 2008年08月29日 12:45
暗黒の鬼神さん、初めまして。
コメントありがとうございます。

円マークとバックスラッシュですね。(^^;
最初は大変かもしれませんが、
楽しんで学習できるといいですね~。
(常にバックスラッシュキーを押すと
 覚えておくといいかもしれません)

ポインタを理解できると低級言語寄りの
考え方が分かりますし、
構造体や共用体が理解できると
Javaなどのクラスの概念の理解に
役立つと思います。

頑張ってくださいね~。(^^)
Posted by kickkick at 2008年08月29日 13:08